2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

組込みソフト開発悪循環の構図

組込みソフトウェア開発の悪循環のシナリオを考えてみた。想定する具体的なシチュエーションを示してから、その問題の解決方法について考えていきたい。【組込みソフト開発悪循環のシナリオ】1970 年代、組込み機器開発の世界で、ソフトウェアはハードウェア…

ソフトウェアシステムの分割法

先日、豆蔵のコンサルタントでEEBOFのメンバーでもある井上樹さんと、ソフトウェアシステムの規模のことで話をしていた。自分はプロセスネットワークの金子龍三氏が語っていた30人、30万行以上というソフトウェアプロジェクト、ソフトウェアの規模が分岐点に…

理系白書から考えるソフトウェア工学(つづき)

『『理系白書から考えるソフトウェア工学』の記事のつづき。ソフトウェア工学が自然科学で証明できるものでなく、先人の知恵を体系化したものであるならば、ソフトウェア工学を現場で普及、適用させようとする人々は、ソフトウェア工学が現場にもたらす効果…

トヨタのソフト戦略

ソフトウェア品質シンポジウムの基調講演でトヨタ自動車常務役員の重松崇氏の話を聞いた。トヨタの重松氏はESECなどの組込み系、ソフトウェア系のイベントでよく講演しているのを見掛ける。もともと重松氏はソフトウェア技術者としてのたたき上げではなく、…

理系白書から考えるソフトウェア工学

理系白書には、何しろたくさんの研究と研究者が登場する。研究者達の苦労や待遇、評価の低さについての現状についても興味深く読んだが、自分はこの本が訴えたい内容とは別のところで考えさせられることがあった。それは同じ理系でも自然科学と情報工学・ソ…