2009-01-01から1年間の記事一覧
年末が近くなるとラジオでは今年一年放送した内容で面白かった話しを流すことが多い。そこで、このブログでもこれまで書いた記事の中で、もう一度思い返したいものを再掲しようと思う。これまで組織の内外で活動を重ねてきて特に考えさせられるのは、ソフト…
1. ミレニアム1(最近話題のスウェーデンの小説)上下巻 まだ読み始めたところ。名探偵カッレ君のことが出ていてとての懐かしかった。子供の頃、大好きな小説だった。(特にバラ戦争が)2. 時計バンド今使っている腕時計は SEIKO Spirits というシリーズの…
日経ビジネスオンラインの時事深層というコーナーに『6万人の「大学は出たけれど」』という記事が載っていた。 【日経ビジネスオンラインの時事深層 『6万人の「大学は出たけれど」より引用】「誰でもいいから欲しい」終焉 厚生労働省の調査によると、来春卒…
■ リチウムイオン電池の発火を防ぐ新技術、台湾で発明 ■ 発火や破裂を防ぐ新素材を採用したリチウムイオン電池が、早ければ2010年第1四半期に登場する。(ロイター)という記事が itmedia のニュースに出ていた。そもそも、リチウムイオン電池は内部でプラス…
しばらく前のクローズアップ現代で車が電気自動車になると小さい会社でも簡単に車を作れるようになると言っていた。(10月28日放送 “自動車”激変 現場で何が。スタジオゲスト :宮内 洋宜:日本総合研究所創発戦略センター研究員) 「簡単に」というのはどう…
CAPA (Corrective Action and Preventive Action:是正・予防措置)とは問題が起こったときに再発を防止するための考え方である。【CAPAのプロセス】 問題点を明らかにする 是正アクションの実行 類似した問題が起こらないようにするための予防アクションの…
久しぶりに『ジョエル・オン・ソフトウェア』を読んだ。Amazon で調べたら、最近、この本の続編である『モア・ジョエル・オン・ソフトウェア』が出たようだ。 ジョエル・オン・ソフトウェアの著者である Joel Spolsky はソフトウェア業界での豊かな経験を持…
今、政治が面白い。政権が交代し新しい施策・政策が次々と打ち出され改善が進んでいく過程を見るのは心地よいものだ。 組織内でなかなか進まないソフトウェア系のカイゼンをうまく前進させるためのヒントが今の政治に見いだせるのではないかと思った。そもそ…
はじめて気管支炎になった。風邪とは違ってなかなか薬が効かず、深く呼吸をすると咳が出そうになるのでそれがストレスになる。タミフルという特効薬があるインフルエンザにかかった方がましだっただろうか。気管支炎が治るには数週間かかることもあるらしい。…
2009年8月末に発売される 組込みプレス Vol.16 で『品質改善に役立つ注目のツール』 という特集記事をコーディネイトした。この記事では ソフトウェア品質診断ツール eXquto と アーキテクチャ分析ツール Lattix の2つのツールを比較している。記事をコーデ…
かつてこのブログで『組込みソフトは「見える化」より「見せる化」』という記事を書いた。「見える化」というのはよくよく考えてみると隠れているものを見せたいのか、見られたいのかはっきりしない。実際の問題を抱えた現場にとって「見える化」ということ…
ハリー・ポッターの第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見た。このところ地上波テレビでも旧作を放映していたため、我が家ではちょっとしたハリー・ポッターブームになっている。ハリー・ポッターを見ていて、ソフトウェアエンジニアもホグワーツの…
技術評論社から『組込みライフ 知識ゼロから一人前になるためのすべて』という本が出た。SESSAME関係者も多数出ている。いろいろな組込みソフトの具体的な業務ドメインの一端を垣間見ることができるので、就職を目指す学生や、他の業界が気になる組込みソフ…
『自分の中で失った信頼を一部回復したSONY』の記事に ZACKY さんから以下のようなコメントをもらった。ZACKY さんは書きました...お久しぶりです.起動時間もそうですが,最近思うのが,テレビやHDD レコーダーの電源をオンにするとテレビ番組がいきなり表…
定額給付金とエコポイントが出そろったところで、我が家も古くなったブラウン管テレビを地デジ対応の液晶テレビに買い換えた。これまで使っていたブラウン管テレビは 2003年製の29インチ SONY製のBSデコーダ内蔵テレビ。地デジ対応までのつなぎのつもりで5年…
※図表・リンク先をきれいに見るには元ブログの記事をご覧ください。支援部門にいると組織に動いてもらわなければいけないときに提案書に相当するものを作る必要が出てくる。組織上位層と価値観を共有するためには、プレゼンテーションの資料に次のような内容…
最近、「別製品の過去のソフトウェアを参考にして(とある)機能を実装した」という変更履歴を見た。その行為に対して「同じ機能を実装するのになぜ修正が必要なのか?」「再利用できる資産を使うという解決方法はないのか」という突っ込みを入れる者はプロ…
エンジニアに投資しない、投資できない、投資する必要があると考えない組織はそこら中にある。技術者への投資がどのように組織にフィードバックされるのか、人材を育てることに金や労力を使わないと組織がどのようにやせ細ってしまうのかイメージできない人…
このブログで、日本のソフトウェア技術者は試行錯誤的アプローチで組込みシステムのソフトウェアを作ってきたと書いてきた。それでも組込み機器の品質が保たれているのは、日本人に特有の「あたたかい人間関係の中のやさしい一員」という性質と職人気質、そ…
日本人が本質的な目的を忘れルールに振り回された典型的な例がニュースで流れた。 制服ワッペン2万枚作り直し、3400万どぶ…都下水道局4月10日3時6分配信 読売新聞東京都下水道局が昨年、制服に付ける都のシンボルマークを添えたワッペンを2万枚作製し…
この時期、団塊の世代の方達の定年退職の送別会がいくつかあった。そのような方々のこれまでのエンジニアとしての人生を聞いていると一芸に秀でた技術者は最後は多くの人たちに感謝されながら見送られるのだと感じた。 実際、その方は電気系のエンジニアの方…
WBC決勝でアジアの列強がレベルの高いいい試合をした。めずらしくスポーツ新聞を買って隅々読んでみたら、張本勲氏が次のようなことを書いていた。 私にとって日本プロ野球は「育ての親」。逆に韓国プロ野球にとって私は「生みの親」になる。1982年、李容一…
訳あって携帯電話を新規で買うことになった。そのときの話である。最初にお断りしておくが、今回の携帯電話の購入に際して携帯電話のキャリアや販売店、携帯電話のメーカーに対して怒っているわけではない。個人的には不満はなかった。ただ、これって携帯電…
『西洋の真似をするだけというのはそろそろやめよう』の記事に ssw さんから以下のようなコメントをもらった。 初めまして。共感する記事だったので、サムライエンジニアの話も読んでみました。 仰る武士道エンジニアは、私の知る限り多くの場所にいました。…
今日の話題は、『人と人をつなぎまくると物事はスムーズに流れる』というテーマで、「あたたかい人間関係の中のやさしい一員」という特性を持った日本人が形だけ「創造性と個性にあふれた強い個人」のシステムを使おうとするとどうなるかという一例を紹介し…
今週のテレビ朝日サンデープロジェクトは次の4方と司会の田原総一朗氏が、「日本の拠って立つものとは?」というテーマで討論をしていた。西部 邁 (評論家) 中谷 巌 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長) 櫻井 よしこ(ジャーナリスト) 姜 尚中 …
BS12チャンネル TwellV の『グローバル・ビジョン』の番組で vol.15 「世界の働く女性」 “Working Woman” と vol.17 「世界のターミナル」 “Terminal” という番組をみてそう思った。この番組は、無料インターネット動画放送 GyaO でトレンド→カルチャー→Twel…
製造業における技術伝承は、ベテランが初級者にくっついて実際に作業をやらせ、失敗を繰り返しながら技術が習得できるまで指導を続けるというものだ。一方でマニュアルを使って一律に技術習得させるという方法もある。マクドナルドがよい例だ。マクドナルド…
サンデープロジェクトで派遣労働についての過去と未来をディスカッションしていた。日本では戦後、GHQが労働者の賃金をピンハネしていた元締めの存在を解体させるために、労働基準法で派遣労働を禁じ健全な雇用を目指したのだそうだ。しかし、その後、1960年…
ソフトウェア開発の効率化、高品質化がなかなか進まない。なかなか進まないと言っているのは、普通はどんな組織でも何か問題が起これば特に何らかの手法を使わなくても緩やかではあるが改善の方向に進むのだが、ことソフトウェアの開発では放っておいてもい…