2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ISO 26262との向き合い方 (6) 機能安全のマネジメント2

今週、下記のような記事が Tech-On! に掲載された。(読むには無料のユーザー登録が必要)【専門記者が振り返る】要件管理とトレーサビリティ、この1年――ISO 26262適合で日本でもツール基盤の導入進む変更管理や構成管理はここ10年で浸透した。要件管理はこ…

ISO 26262との向き合い方 (5) 機能安全のマネジメント1

ISO 26262 に関するアンケートで 「 お金や工数がどれくらいかかるか知りたい。」に5票入っていた。そこで、インターネットでいろいろ調べてみたら、アメリカの KVA という会社が ISO 26262 のトレーニングのオーダーシートを公開しており、そこに金額が書か…

ISO 26262との向き合い方 (4) 用語の定義からのトピックス

ISO 26262-1:2011 Part 1: Vocabulary を邦訳しようと思ったら用語が142もあって、さすがに一晩や二晩でできる分量ではないことが分かった。用語の定義の邦訳(全体)については正月明けを目標にリリースを目指したいと思っている。ちなみにVocabularyは用語…

ISO 26262との向き合い方 (3) 規格認証とスコープについて

ISO 26262 に関する記事をもっと書いて欲しいという意見が多いので、しばらくこのテーマを続けていこうと思う。今後の構想としては、1. 一般的な話題 2. 規格の内容と考察 という記事構成で進めようかと思っている。では【規格認証について】ISO 26262 に関…

ISO 26262との向き合い方 (2) イントロダクションを読む

自分は組織内で次の(2)の立ち位置にいる。(1) 規格適合を求める外部機関→(2) 組織内の規格適合推進者→(3) 現場のソフトウェアエンジニア(1) と (3) の間にあって、現場には時には厳しく、時にはエンジニアと一緒になって作業をしたり、目的に導くための教育…

ISO 26262との向き合い方 (1) 最初に読んで欲しいこと

まず、自分が ISO 26262 にこだわっている理由を書こうと思う。自分は医療機器ドメインのソフトウェアエンジニアとしてのキャリアが24年である。そして、約20年前、自分がソフトウェアを担当した製品が、FDA(アメリカ 食品医薬品局)の定期査察で査察の対象…